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  • 執筆者の写真しんちゃん

板材の固定方法 (カウンター、棚、化粧板など)


 


お世話になっております、しんちゃんです。

今回は、K様邸トイレ工事の中でも触れた、板の貼り方についての記事です。

早速ですが、工事を進めていきます。




板の貼り方の前に、板の種類を定義しておきます。





以上大まかに3つに分けて説明していきます。







①カウンター・棚板


カウンター、棚板の取り付け方は


・壁に埋め込む

・壁に掛ける

・天井から吊る


の大体3パターンくらいです。



・壁に埋め込む


壁に埋め込むというのはそのままの意味で、棚の一部を壁の中に埋め込んで固定する方法です。

金具等を使わないので、スッキリした見た目になります。



写真赤丸のように壁内に横桟を入れ、板を差込んで、木工ボンドとビスで固定します。

この木下地に壁を貼れば、ビスも見えなくなります。


見た目は良いのですが、既に完成した壁には施工が出来ません。(壁を壊せば出来ますが)



・壁に掛ける


主に金具を使用する、一番簡単な方法です。

埋め込みと違って、完成した壁にも棚を取付けできます。


L型の金具や可動レール等で固定します。

とはいえ、これらの金具も壁内の木下地に、正確に固定する必要がありますので、「下地チェッカー」は必須です。

壁をノックし、柱の位置に目星を付けたら、下地チェッカーで確認し、柱が確認出来たら、そこに金具を固定します。


基本的に1枚の板に対して両端に1個ずつ、最低2個以上の金具を使用します。

まずは1つ、取り付けたい高さに合わせて端っこの金具を固定します。

取付けた金具に板を乗せ、その上に水平器を乗せて、反対側の金具を固定すれば、板を水平に取付けできます。



・天井から吊る


これもそのままの意味で、吊りボルト等を使って天井から吊り下げます。

ちょうどこの写真(キッチン棚)の様な感じです。



これは上記2つに比べ、格段に難しいです。

恰好はいいのですが、基本的には壁掛けの方法を選んだ方がいいと思います。




②見切り用化粧板


まずは施工ヶ所の写真です。



こんな感じの「見える断面」を隠すために取り付ける、見切り用の化粧板です。

既製品もありますが、リフォームの現場では、たびたび自作します。

既製品は、塗装やシート張り仕上げがしてあり、そのまま使えるというメリットがありますが、現場での加工には向きません。



このように、細かな調整が必要な場合、生木を加工して、後から塗装やシート張りをする方がきれいに仕上がります。


この場合の固定方法ですが、ぜnぜんtビスeを使うことが出来ません。

留める相手側が木の場合は、ピンタッカーと木工ボンドでもいいのですが、このように相手側がタイルなどの場合、タッカーが使えません。


「木+タイル」など、ほとんどの組み合わせに対応できるウレタンボンドを使い固定するのですが、固まるまで1時間以上かかります。

まさか手で押さえておくわけにもいかないので、何かで工夫して押さえる必要があります。


クランプという挟む道具はありますが、写真のパターンだと使うことが出来ません。

代わりに、以下のように角材で押さえます。




(図左)

角材を壁にビス留め出来る場合はビス留めします。

化粧板を押さえつけるように、やや斜め下方向にビスを入れましょう。

斜めにしすぎて化粧板にビスが刺さらないように注意。


(図右)

壁を傷付けたくない場合は、抑える角材から天井の角材までの距離+数㎜くらいの角材でつっかえ棒をします。

図のように、つっかえ棒と天井の間にも、横向きに角材を這わせましょう。天井の欠損を防ぐためです。




③内装仕上げ用化粧板


これには、塩ビタイル、キッチンパネル、木板等が該当します。


塩ビタイルは専用ボンド、キッチンパネルは両面テープと専用ボンド、木板はタッカーと木工ボンドで留めます。


説明を投げ出すわけではありませんが、基本的には付属の説明書通り施工しましょう。

非常にわかりやすく書いてあります。

日本企業の製品は、ユーザーだけでなく、施工者にも易しい造りです。

感謝です。





いかがでしたでしょうか。

他にも疑問点などございましたら、いつでもお問い合わせください。


最後までご覧頂きまして、ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。


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